医療新時代を開くNAD+ NMN(ナイアシン:ビタミンB³)

羽鳥慎一モーニングショー」に今井眞一郎博士が出演
「老化をコントロールするNAD+の研究」を解説

2026/05/16
最終更新:2026-07-30

5月15日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」に、
番組と永年の交流がある今井眞一郎博士が出演しました。
「老化をコントロールするNAD+の研究」についての解説でしたが、
ダイエットの注意事項や脂肪分摂取の重要性など、TV視聴者を満足させる情報が山盛り。
米国で研究を続ける博士は、大衆的抗老化研究の世界的権威ですが、
今回の来日目的は、博士の思想に近い大衆医薬品製薬会社である湧永製薬の
新製品発表会でした。

 
湧永製薬の新薬は今井博士自身の研究ではありませんが、番組ではニンニク抽出液の熟成部分に
今井博士の主要研究テーマである、NAD+を増やす可能性があることが紹介されました。
慶応義塾大学医学部卒の博士は、卒業後渡米し、シアトルのワシントン大学で
研究を続けています。

湧永製薬の新製品は、今井博士の
 「アンチエージングに関わる物質のNAD+研究」に関連しており、推薦を依頼されたのでしょう。
安価な物質ナイアシンから体内生成される中間代謝物*NMNを、コスト高となるニンニク発酵物質に
置き換える理由や、NAD+合成経路での*NAMPT(ニコチンアミド・ホスホリボシルトランスフェラーゼ)の
活性化と関連するのか、は解説されませんでした。

*NMNはNicotinamide mononucleotide(ニコチンアミドモノヌクレオチド)の略語。
(主として)ビタミンB³様物質のナイアシン(Niacin:NAM)を前駆体として生成される
中間代謝物のことです。
* NAMPT:
ニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼ(nicotinamide phosphoribosyltransferase)
NAD+量を調節し,サーチュインに代表されるNAD+消費酵素を介して代謝,炎症,分化,老化などの
生物学的な多彩な局面において重要な役割を果たします。
NAD+を体内で再合成する「サルベージ経路」の最低限反応速度をコントロールする律速酵素
今井真一郎博士らの「医療新時代を開くNAD+合成系NAMPTの研究」その1
https://botanical.jp/library_view.php?library_num=605
 
貧富に関わらず、誰でも選択が可能な医療手法、手段は研究者の
利益とはなりませんが、恵まれた環境で育った今井眞一郎博士は
老化を遅らせる様々な手法の中で、ごく自然で普遍的な手段を模索しているのでしょう。NAD+とは 医学生時代から今井氏が注目していたのがNAD+と言われています。
(ノギボタニカルの海外情報ロハスケではシリーズで今井眞一郎博士らの研究を紹介しています。
主力製品であるレスベの機能とも密接な関連があるからです)

NAD+とは生体が摂取した食事の栄養分をエネルギーに転換する機能を持つ
ニコチンアミド*・アデニン・2ヌクレオチド(Nicotinamide adenine dinucleotide )の略語ですが、
ほとんどの生物細胞に存在する生命維持に欠かせない補酵素。
年齢とともに減少しますから、NAD+を減らさず、増やすことが老化を遅らせる重要なカギになると
考えられています。
NAD+は1906年ごろの古くに発見され、脂質代謝に関わる重要物質として知られており、米国東部の
ハーバード大学、MITを中心に研究が進んでいます。
サーチュイン研究の第一人者、MITのガレンテ博士(Leonard Guarente)らに
より、サーチュインがNAD+やその前駆体に主要な働きをしていることが、分子レベルで解明され、
これを切り口とした長寿、がんの予防や治療の研究が一気に加速しています。

ガレンテ博士は1978年にハーバード大学を卒業。
NAD+ (ナッドプラス)やその前駆体( precursors)をテーマに、エイジングに関わる
サーチュイン(sirtuin biology)の分子細胞遺伝子学研究を続けています。
*Leonard Guarente:Director of the Glenn Laboratory for the Science of Aging at MIT, Novartis  
 Professor of Biology
今井眞一郎博士らによるNAD+ 研究は、ガレンテ博士の研究をベースにしていますが、博士は米国東部の
私立大学のいつもながらの金権体質を嫌い、コストの安いビタミンB³様物質ナイアシン(Niacin:NAM)の
機能探求により、誰でもが受益者となれる健康長寿法の開発に注力しています。NAD+の生成 このNAD+(プラス)はナイアシン(Niacin)と総称されるビタミンB³類の
ニコチンアミド(nicotinamide:NAM)を前駆体として体内生成されます。
(哺乳類はビタミンB³のニコチンアミド(NAM)を材料として、
2段階の酵素反応を経てNAD+(プラス)を生成する経路(biosynthetic pathway)を持っています)
 
摘発されたNMNの超高額サプリメント
貧富に関わらず、誰でも選択が可能な医療手法、手段を模索する今井眞一郎博士が著名になるに従い、
NMNを人為的に製造して超高価で販売する事件が発生。

NAD+の深堀された研究は、日本では20年以上前に今井博士らにより
世に出ており、ノギボタニカルなどが7~8年前に、すでにサプリメントを
売り出しています。

 
近年になり、零細、中小企業ではなく、規模の大きい企業が争うように参入し
超高価販売を目論んでいましたから、世界大戦後の復興に「生産者保護政策」をモットーとする
関係省庁も黙っていませんでした。
消費者庁は、2024年11月13日、大正製薬株式会社に対し、同社が供給する「NMN taisho」と称するサプリメントに係る表示について、景品表示法に違反する行為
(同法第5条第3号:ステルスマーケティング告示)に該当が認められたことから、
同法第7条第1項の規定に基づき、措置命令を行 いました
「摘発されたNMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)の超高額サプリメント」
https://botanical.jp/library_view.php?library_num=454 
バブル崩壊前後と極似する新規サプリメントの急増
乱立は不景気を象徴しているのか」
https://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=838

参考資料