ブドウ・レスベラトロールのニュースと解説

ブドウ・レスベラトロール、20の何故?Q & A

2017/04/14
最終更新:2026-07-29


1. レスベラトロールとは?ファイトアレキシン、スチルベン・グループ、ピセイド類、ヴィニフェリン類
2. レスベラトロールに医薬品はありますか?
3. レスベラトロールの機能が発見されたのは何時ですか?
4. レスベラトロールがサプリメントとして販売されたのは何故ですか?
5. レスベラトロール・サプリメントには問題点があるといわれますが?
6. 癌や成人病に有効と謳うサプリメントはこれまでにもありますが?
7. レスベラトロールを赤ワインで摂取するのと、サプリメントで摂取するのと違いはありますか?
8. 新鮮な赤ワインならば、レスベラトロールが豊富に含まれますか?
9. 赤ワインと赤ブドウ・ジュースでは効能に違いがありますか?
10. レスベラトロールはどのくらい摂取すればよいのですか?
11. レスベラトロールの研究が進んでいるのはどこの国でしょうか?
12. 日本ではレスベラトロールの研究が進んでいるのでしょうか? ヒストン・デアセチラーゼ
13. 実験に使用されているレスベラトロールはどのようなものですか?単体で作用するのですか?
14. トランス・レスベラトロールとはどのようなものですか? 
15. レスベラトロールは何故ほとんどの生活習慣病に有効といわれるのですか?
16. レスベラトロールは赤ぶどうにだけ含まれるのでしょうか?
17. イタドリを使用しているレスベラトロール・サプリメントが多いようですが? 虎杖根(コジョウコン)
18. 他の植物のレスベラトロールは有効でないのですか?
19. レスベラトロールのような働きをする素材は他にもありますか? 脱アセチル化酵素(HDAC)、トリコスタチンA、環状テトラペプチド
20. レスベラトロールとヒストン脱アセチル化酵素研究にはどのような関連がありますか? 

 1. ブドウ・レスベラトロールとは?赤いブドウは数千年の歴史を持つ食材で、疫学的に最も優れた機能を持つ食材の
一つということがことが知られていました。
赤いブドウの健康的な成分はレスベラトロールやアントシアニンなどの
ブドウ・ポリフェノールです。
ブドウ・ポリフェノールを構成するアントシアニンの研究からレスベラトロールが
発見されましたが、新しいことではありません。
植物が身を守るファイトアレキシン(phytoalexin)効果を持つブドウ・ポリフェノールの
レスベラトロールはスチルベン・グループ(stilbene)と呼ばれ、
トランス型と少量のシス型のレスベラトロール類、レスベラトロール配糖体のピセイド類(piceid)、
炎症治療などに有効なヴィニフェリン類(viniferin)などが含まれる総称。

アントシアニンの強い抗酸化作用は古くから知られていますが、レスベラトロールは
分離されていたものの、その効能はアントシアニンとグループ化されていました。
アサイー、ブルーベリー、クランベリーなど各種のアントシアニンを持つ果実はたくさんありますが
赤ブドウのアントシアニンがなぜ突出した機能を持つのかは解明されていませんでした。
それを明らかにしたのがブドウ・レスベラトロールがアントシアニンと異なる
スチルベン・グループ(stilbene)であることの解明でした。
天然のブドウ・レスベラトロールは多種類の抗酸化物質で構成される成分の総称。
1種類の物質で機能するものではありません。
レスベラトロールの機能発見が画期的なのは、様々な赤ブドウ成分の
何が疾病抵抗力を持ち、長寿に貢献しているかが、分子レベルで解明したことです。
 2. ブドウ・レスベラトロールに医薬品はありますか?多額の研究資金を投じて医薬品開発を目論んだ製薬会社はレスベラトロールの新薬開発に
成功していません。
医薬品は有用な合成物質を独自製法で開発しなければ特許となりませんから
新薬開発は濃縮した化学合成レスベラトロール単体を使用しています。
天然レスベラトロール使用ではコスト高となり、かつ特許が取得できないからです。
しかしながら数百を超える合成レスベラトロールを作成しにもかかわらず「帯に短し
たすきに長し」。
少量でも効果のある天然レスベラトロールと異なり、
合成レスベラトロールはその数百倍(多いものは最大800倍)の服用量を必要とする医薬品。
必然的に安全性に欠け、副作用がありますが、その解決が困難でした。
グラクソ・スミス・クライン社の開発の敗はレスベラトロールの効能と安全は
天然ブドウのレスベラトロールに特有ということを立証したことになります。
3. ブドウ・レスベラトロールの機能が発見されたのは何時ですか?実験室レベルですが、長寿のポリフェノールとして機能が解明されたのは
2000年前後のことです。
古くはフランス、イタリア、日本など、ワインを製造販売している内外の業者を中心に、
地元の大学などが協力して心臓血管病などに有効であるだろうという研究が
されてきましたが、医薬品に繋がるような規模ではありませんでした。

レスベラトロールの様々な機能は米国の米国国立衛生研究所(NIH)や
傘下の国立老化研究所(the National Institute on Aging)(NIA)など
国家レベルで老化や癌を研究している欧米のグループが、その研究途上で解明したものです。
寿命を3割は延長できること、肥満、肺がん、前立腺がん、2型糖尿病、心臓血管病、
認知症を予防できることなど、
広範囲な難病に有効なことが次々に立証されましたが、あくまでも合成物質を
大量に使用した動物による実験結果です。
実験は酵母(ビールやパンの製造に使用されるもの)(Saccharomyces cerevisiae)と
線虫(wormと総称)を使用して行なわれ、
人間がワインなどで摂取していたレスベラトロールを300倍以上も上回る
合成物質が投与されましたから、安全性の確保に疑問がありました。
長寿に関しては、動物実験によって機能が発見されてから間もないために、
当然のことながら人間での長寿立証には100年近くかかります。

 4. ブドウ・レスベラトロールがサプリメントとして
    販売されたのはいつごろ、何故ですか?アメリカでは1990年代末ごろよりブドウ・レスベラトロールのサプリメントが出現しましたが
日本では乃木生薬研究所(ノギボタ二カル)が2000年に発売したのが最初です。
天然ブドウ原料が高価なためにアメリカのレスベラトロールはイタドリ由来か合成レスベラトロール混入が
ほとんどとなりましたが、ノギボタ二カルのレスベ®は天然のレスベラトロール原料のみです。

1990年代にレスベラトロールが寿命延長や心臓血管病有効であることは赤ワインの効能などで
古くから知られていましたが、その有効成分は他のアントシアニジン・グループに較べ
はるかに優れているということが分子レベルで解明されたからです。

医薬品の発売は、機能解明後も、長い年月が必要ですが
健康に良い、有力な素材を少しでも早く実用化するには天然のブドウを使用したサプリメントが早道です。
また、病気の予防観点からは、合成レスベラトロールを使用する医薬品よりも
食品やサプリメントの形が自然であり、安全面で理想的です。5. ブドウ・レスベラトロール・サプリメントには
    問題点があるといわれますが?天然のレスベラトロールは酸化しやすい、熱に弱い、太陽光線に弱いなど、非常に変化しやすい物質です。
天然ならば安定したトランス型構造ですが、変化したレスベラトロールはシス型となり、効能が薄められて
しまいます。
レスベラトロールは単体で機能するかどうかも未確定な物質ですから、どのような形で素材を加工して
サプリメントとするかの技術が必要となります。
単純にレスベラトロール単体をサプリメントにしても、人体には機能しない可能性のほうが
高いといえます。
大容量が必要な合成レスベラトロールの行き詰まりで、この点は明白となっています。
このような難点を解決できたサプリメントは赤ブドウに近い成分構成が必要と推測して
レスベ®は開発されました
。6. 癌や成人病に有効と謳うサプリメントはこれまでにもありますが?ビタミン類やオメガ3など医薬品と同等成分を謳う(うたう)サプリメントもありますが、
古くから肥満、生活習慣病、癌、糖尿病などの難病に有効と謳うサプリメントの効能は、
合成品を使用した試験管実験、動物実験のみがほとんど。
人体への吸収過程や、細胞における作用機序、安全性が解明出来ておらず、
今後も(現段階では)大きな期待は出来ません。
これらの素材に医薬品が開発され難いのは、作用機序や安全性が解明できないからです。
キノコ類にはクレスチン、レンチナンなど相当量が販売された癌治療の医薬品もありますが、
現在では特殊目的以外には使用されていません。
サプリメンとは健康的な食生活を補助する食品です。
食事と同様に数十年の長期的摂取の安全性を確保しなければなりません。
半世紀程度の歴史では、食材由来のサプリメント以外にその安全性は確保できません。

「新抗がん剤開発のヒントはブドウレスベラトロールの機能解明」
http://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=404
 7.ブドウ・レスベラトロールを赤ワインで摂取するのと,
     サプリメントで摂取するのと違いはありますか?結論的にはブドウレスベラトロール摂取にはレスベラトロールを含有している
新鮮な赤ブドウを生食するか、天然の赤ブドウ由来のサプリメントを利用するかでしょう。
赤ワインは含有量にバラツキがありすぎますから確実性に欠けますが、
多くのワインはレスベラトロールを期待できますから、ワイン好きが赤ワインを常用することは
お薦めできます。(第8項参照)
高価なワインより、鮮度の高いヌーボーや醸造後2年くらい以内が良いといわれます。
単体で抽出されたブドウ・レスベラトロールが言われるような作用を発揮するかどうかは、
いまだに不明点が多々あります。
赤ブドウはレスベラトロールと相互作用する様々な物質を含有すると考えられています。
ノギボタニカルは赤ブドウに含有する成分の全てをレスベ®に配合するよう努めています。
化学合成により一つの成分のみを合成する方向とは対極のスタンスです。
赤ブドウそのままの成分構成が最も効果と安全性が高いと考えるからです。

ノギボタニカルがレスべにケルセチン、コキュー10(CoQ10)を配合し、
レスベラトロールの含有量が最も多い新芽や種そのままを使用して、アントシアニン、
カテキンなど、ブドウのすべての成分を混合しているのは
「天然赤ブドウの状態再現」が、その目的。

近年話題のケルセチンはフラボノイド系のポリフエノール。
産地により品質、成分、価格は様々ですが、ノギの添加するケルセチンは特別な土壌で栽培した
安全性の高い良質なものです。
ケルセチンは天然ブドウ・レスベラトロールと同様なサーチュイン活性化物質(sirtuin activating compound:STAC)作用を持ちます(第20項参照)。