健康と食品の解説
脳神経変性疾患予防と改善に世界最強の薬膳スープ
西の横綱はタイ庶民のトムヤム・スープ
2023/11/11
最終更新:2026-07-29
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脳神経変性疾患の急増と共に食生活の見直しが叫ばれていますが、栄養、消化吸収の良さから 世界中で再評価されている健康料理が寄せ鍋料理。 地域特性やバリエーションが多い料理法ですが、近代化が進むとともにストレスが増えているアシァの 都市生活者に再評価されているのが、西の横綱タイのトムヤム・スープと 東の横綱ベトナムの花野菜カインチュア鍋。 美味しいこともあり、アジアの都市部に急増しているアルツハイマーなど脳神経変性疾患者の 改善、予防の薬膳効果に人気が高まっています。 このコラムでは特にタイ・トムヤム・スープの使用天然食材を、代替材料を含めてご紹介しています。 薬膳効果を期待する方は、出来るだけ伝統の天然食材を使うようにしてください。 美味と健康増進を追及している方は、文中第3項のバイマックルーを入手すれば、 入手困難な食材をかなり省いても酸味が効いた独特の香り豊かな「トムヤム・スープ」を お楽しみいただけます。 また専門店にはバイマックルーの香りが強い「トムヤム・ペースト」が安価で販売されています。 市販されている「トムヤム・ペースト」は美味なスープが作れますが、 薬膳効果はそれほど期待できないでしょう。(写真解説は工事中) 「ベトナム民族スタミナの源泉はカインチュアとファイトケミカル」 https://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=267 ![]() Healthy vegetables in Thailand 1. 西の横綱トムヤン(トム・ヤム)と東の横綱カインチュア(ベトナム)の相違点 2.薬膳スープのトムヤン(トム・ヤム)を創る、特徴的なコンビネーションの主要具材 3.トムヤンスープの香辛と薬膳の中心素材:マックルー(Magrood:Ma kruut)4.トムヤンスープに酸味を与える:タクライ(Takrai):レモングラス 5.トムヤンスープに香り、食感と辛さを与える:マクア・ポアン(マクワ・プアン:Makheua Puang) 6.トムヤムスープに甘さと食感を与える:ホムデン(ホーン・デン:Hom Daeng:Horm dang). 7. トムヤムスープに欠かせない香辛と薬膳の野菜:カー(Kha:ガランガル) 8.トムヤムスープに必須な香辛と薬膳の野菜:カミン(Kamin、Kah Min) 9.トムヤムスープの香辛と薬膳の野菜:クラチャイ(Krachai) 10.トムヤムスープの甘さと酸味:タマリンド類(マ・カーム:Ma-khaam) 11.トムヤムスープのキノコ:ヘ・ファン(Hed Fang) 12 .トムヤンに使用されるその他の基本的香辛具材. パック・チー(香菜)、クラチャム(大蒜:ニンニク)、 プリッキーヌ(辛唐辛子)、マナオ(タイ・ライム) 1.西の横綱トムヤン(トム・ヤム)と東の横綱カインチュア(ベトナム)の相違点 トムヤンは独特な葉野菜、ニンニク、ショウガ類など根菜、ハーブ類・大量の唐辛子を使用し、 海老など動物たんぱく質を加えたサワースープ。 植物の機能性成分(ファイトケミカル:phytochemical)が豊富で美味な薬膳スープ。 トムヤム、カインチュアに共通するのはレモングラスやタマリンドの強い酸味。 ベトナムはレモングラスが主ですが、タイにはレモングラスだけでなく甘めの酸味が特徴的な タマリンド類を好む人たちが少なくありません 根本的な相違はベトナムのカインチュア鍋は主食.タイのトムヤンは軽食か副食の位置づけ。 カインチュア鍋はナマズ、ドジョウ、雷魚、海産魚介類(近年増えたのが肉類)などの 動物性たんぱく質を香りが混合しないよう一種類だけ使用、フォーなど麺類を加えます。 具材はスープ量の20~35%くらいとなるようにし、スープをたっぷり食しています。 タイ人は世界一ともいえるほどの唐辛子好き。 ところが、ベトナムの人々は唐辛子などの辛味香辛料は好まないようです。 またベトナムではニンニクなど医食同源となる根菜を好まないようですが、この点は 正解かどうかはわかりません。 1970年代後半まで続いた長い戦いの末に、耕作地や山野が米軍の枯れ葉作戦による猛毒物資で 汚染されており、薫り高い根菜は植栽できないからです。 いずれにせよ野菜、根菜の相当部分は中国からの輸入が多いようです。 ![]() トム・ヤン・クン(Tom Yam Kun:海老入り) タイ語でトム(Tom)は煮る、ヤム(Yum)は混ぜる、ミックスすることです。 独特な薬膳野菜を多用し、辛く、酸味(レモングラス、タマリンド、かんきつ類など)が強いのが特徴的。 トムヤンはその具材を語ればアジアの主要健康野菜が解るといわれるくらいの薬膳スープ。 海老入りのトム・ヤン・クンはグリーンカレーのケーン・キアオ・ワーン(Kaeng kiao wan)と並んで タイでは汁物(ケーン:Kaeng)の人気者。 (トムカーガイもメジャーですがトムヤンの亜種)。 トムヤムの後ろに、海老ーGoong(クン)、魚―Pla(プラー)、鶏肉―Kai(ガイ)、 豚肉―Moo(ムー)、牛―Nua(ヌア)など、ミックスするたんぱく質の具の名前をつけて、 トムヤンクン、トムヤンプラーなどと呼んでいます。 食材はインドネシア、マレーシア、印度(インド)、ヴェトナム、フィリッピン等に共通するものあります。 最低10種類の野菜を混入したジュチャイ(Jub Chai)や、鶏肉とココナッツミルクの トムカーガイ(Tom Kar Kai:根菜調味料カーを使用した鶏肉スープ)もメジャー・スープですが 薬膳野菜がより豊富なトムヤンスープが横綱 トムヤム・スープはカレー・ケーンや他国のスープ、シチューと同様に 多種多様なヴァリエーションがありますが基本のこぶミカンや根菜は外しません。 (写真上)トム・ヤン・プラー(Tom Yam Pla:魚介入り)白い具材はイカ. ![]() (写真上)トム・カー・ガイ(Tom Kar Kai:鶏入りココナッツ・スープ) 2.薬膳スープのトムヤン(トム・ヤム)を創る、特徴的なコンビネーションの主要具材 ![]() 市場では様々な組み合わせでトムヤンなどスープ具材のセットが売られていますが、上の写真は 売り子のお薦め具材4点.こぶミカン、ガランガル(カー)、クラチャイ、レモングラス. いずれも酸味と強い香りを持つ薬膳具材です. 組み合わせには予算と地域性があり興味深いものです。 アジア諸国人のタイ旅行人気と比例して、若い女性にはトムヤンの美味とダイエット効果が 人気ですが、中高年には、トムヤンと、ベトナムのカインチュアなど鉄人花野菜鍋料理がお薦め。 脳神経変性疾患や、糖尿病、高血圧症など生活習慣病、心臓血管障害対策に最強の薬膳です。 「植物の機能性成分(phytochemical)ポリフェノールとは: 細胞を活性化する若返りの抗酸化物質」 https://www.botanical.jp/library_view.php?library_num=162 ![]() ![]() ![]() ![]() タマリンド マニラ・タマリンド ホムデン ヘ・ファン:ふくろだけ(フクロダケ) ![]() 下段から唐辛子、ニンニク、ホムデン タイには外来の唐辛子文化が食生活に深く浸透していますがベトナム人は中辛、激辛は好みません。 3.トムヤンスープの香辛と薬膳の中心素材:マックルー(Magrood:Ma kruut) 和名:こぶみかん(Fragrant_lime)、 英名:カフィアライム(カファー・ライム:Kaffir_lime)。 学名:Citrus hystrix/Citrus macroptera 主として葉や皮を用いる。トムヤムに欠かせない薬膳の主役。エスニックな香りの強いハーブ。 この香りがトムヤンを引き立てます。タイならどこでも手に入ります。 この葉はケーン(ゲーン)と呼ばれる他のスープ、カレーなどにも用い 実(み)は頭皮や美肌など、美容に使用されています。 日本ではアジア人の多い地域や専門店にありますが、冷凍すれば1年間は使用できます。 ![]() コブミカンの葉(バイ)は上下に2連なのが特徴。 |

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